自転車の変速機が故障したので、修理をします。


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よく観察すると、故障の原因がわかってきました。

故障原因
1,ハンドルのシフトを回しても、空回りしている。
2,ケーブルが錆びている。
3,ケーブルのケースが割れている。
そこで、新しいケーブルを買ってきて修理開始です。
相互リンク

シェイプアップスタジオの
「健康運動ダイエット」


これが、今回修理する自転車。約10年?7年前?に購入したモノです。
27インチのママチャリ。3段変速です。
後輪の部分。
このプラスチックのケースの中に『ベルクランク』があります。
ドライバーでネジをゆるめ、ケースをはずします。
右ハンドルのグリップ付近。
この自転車は、グリップ付近にある「回転式のシフトレバー」を回して、変速を行います。
レバーを回すと「1」「2」「3」のそれぞれに「赤い印」が表示されて「ギア」を確認できます。


レバーから出ているケーブルが錆びているのが確認できます。
ケーブルのケース(チューブ状のモノ)(アウター)が割れて、ケーブルが飛び出してます。
後輪付近。(右側です)
ベルクランクのカバーをはずしました。
写真右側からケーブルが来て、「ケーブル受け(アウター受け)」に入って、ベルクランクに繋がってます。
このケーブルをはずす作業を行います。
まず、ベルクランクの「クランク部分」を押します。
すると、クランクが「車輪の軸から飛び出た突起(プッシュロッド)」を押し込む仕掛けです。
上の写真と比べると、「プッシュロッド」が「クランク」によって押し込まれているのがわかります。
この「押し込まれた状態」のまま、ハンドルのシフトを回すとケーブルが緩みます。
親指でクランクごとプッシュロッドを押して、もう一方の手でハンドルのレバーを回します。
その状態で、クランクに引っかけてある、ケーブルをはずします。
その後、ケーブルをアウターと一緒に「アウター受け」から抜き取ります。
グリップ部分にネジが2個見えます。
写真のように下方のネジをはずします。

ネジをはずしただけでは、プラスチックのカバーははずれません。
グリップを少し抜いて、レバーのグリップも少し抜くと、プラスチックがはずれます。
写真のように、「三角状のプラスチック」の左上部に突起があり、
その突起が、レバーのグリップの溝で固定されているのです。
レバーのグリップはこれ以上抜かないように注意して、「三角状のプラスチック」だけをはずします。
ゆっくりと、グリップを回すと、ケーブルが引っかかってる部分が見えてきます。
グリップを回すと、ケーブルが巻き取られて引っ張られる作用になってます。
ケーブルをはずします。


プラスチック製の「溝」がかなり傷んでます。
ケーブルがはずれて、空回りしていた原因は、これかも知れません。
ケーブル受けから抜き取って、古いケーブルをはずす作業が終了です。
抜き取ったケーブルの両端(インナーエンド)です。ハンドル部分の方がさびがひどいです。


又、両端(インナーエンド)の『処理』が同じ状態です。
新しいケーブルの写真と比べてください。
今回用意したケーブル。
ホームセンターコーナンで580円でした。
ネットでは、260円ぐらいだったので、ホームセンターでも300円ぐらいかなぁ〜?
って、勝手に思いこんでいました。
取扱説明書のアップです。
ココで、気づけばヨカッタ。(残念)


SL−3S90シフティングレバーと書いてあります。
実は、ケーブルの両端(インナーエンド)の処理が違ってたのです。
下方の「タイコ状」は、アウター受けを通らないのです。
古いケーブルの写真と比べてください。
これが、この自転車の「グリップシフトレバー」の「アウター受け」。
穴があるだけで、ケーブルを通す溝(アウター受けの溝)がない。
つまり、穴へ直接ケーブルを入れなければならない。
ところが、インナーエンドの処理が違う(太鼓状)ので、通らない。

サイズが大きすぎる。
当然、ベルクランクの方も、同様に通らない。



考えられる対処は、

1,ケーブルを買い換える。
    両端(ケーブルエンド)の処理が、
    「古いケーブル」と同じモノを探す。

2,シフトレバーを交換する。
    アウター受けに「切り込み」があるモノを
    新たに購入する。
    ケーブルに合わせて、
    純正品「SL−3S90」を購入する。


この2点が考えられる。

ケーブルを交換しても、「現状のシフトレバー」が、プラスチック製なので、溝などが傷んでいるようなので、 「ケーブル=新品」&「シフトレバー=溝などが傷んでる」という状態になる。

しかし、当然、ケーブルを交換した方が、安価だろう・・・・・。


どうしよう・・・・・。 又、出費が必要だ・・・・・。
とりあえず、説明を続けることにして・・・・・。


インナーエンドをグリップの穴へ入れて引っかけます。
引っかけてから、約45度くらい回して、グリップを押し込みます。
グリップを押し込むときには、「中のベージュ色のプラスチック」が、写真の様にセットされている事を、
確認して、ケーブルを引っかけたグリップを「ダイヤル2」のあたりに調節しながら行います。
ココが、ちょっとむずかしいところで、「上の写真」と「下の写真」を見比べて慎重に行いましょう。
この写真では、「三角のプラスチック」を装着していません。
(写真撮影のためにわざと、そうしました)


「三角のプラスチック」の右上の突起を、グリップの溝に合わせながら、押し込むことを忘れずに・・・
買っちゃった♪ 新品の「シフティングレバー」
ネットで、見つけた自転車屋さんで、購入。
800円+送料240円


ピアノタッチ♪シフティングレバー
早速、取り付けます。


まずは、現状の「古いシフトレバー」をはずします。
写真に写っている「ネジ」を緩めて・・・
ハンドルのグリップを引き抜いたら、はずせます。
新しいシフトレバーを取り付けます。


自分で、ハンドルを握って、取り付け位置を調整。
手の大きさや、指の長さは、それぞれみんな違うのです。
ケーブルを取り付けます。


まず、シフトを「1」の位置にしてから始めます。


「取り付ける」って言うよりも、「引っかける」って感じ。

インナーエンドをレバー内部に引っかけます。
引っかけてから、ケーブルを「アウター受け」の穴に沿わして入れます。
その後、アウター受けを回転させて、ケーブルがはずれないようにします。
ケーブルを自転車のフレームに沿わせて、クリップなどで固定します。
ケーブルの反対側をベルクランクに取り付けます。


「ケーブルアジャストボルト」を閉め込んでおくと、取り付けるときに余裕があります。
シフティングレバーを調整します。


まず、シフトレバー「2」の位置にセットします。

次に、「ケーブルアジャストボルト」を回して、クランクがプッシュロッドを押し込んで、
プッシュロッドの「目印の溝」がちょうど「ハブの軸」と一致しているようにします。
調整されたのを確認して、「ベルクランクカバー」を取り付けて完成。